労働関係・社会保険関係の法令や人事・労務管理問題に関する
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W杯出場も業務行為とみなす 何ともイキな労災の認定基準
一部に熱狂的なファンはいても、必ずしもメジャーとはいえなかったラグビーですが、先般のワールドカップで一気に人気がブレイクしました。

テニスやサッカーの選手ですと、テレビでみる限り、体型は普通の人とそれほど変わりありません。しかし、ラグビー選手は筋骨隆々で、ひと目でそれと分かります。

そのマッチョな男たちが肉弾戦を繰り広げる様子は、確かにエキサイティングなものです。それだけに、ケガをしないのか心配にもなります。

代表選手は、社会人ラグビーリーグの所属選手が主力のようです。テレビでは、「午前中はデスクワークです」などと話す選手を紹介していました。

試合等でケガをして、出勤ができなくなったら、どうなるのでしょうか。労災保険に関する解釈例規(平12・5・18基発第366号)をひもといてみましょう。

まず、「企業スポーツ選手の中には、労働契約に基づき労働者として運動競技を行う者やいわゆるプロ契約選手として競技を行う者が混在する状況にある」と分析しています。

労働者性が認められるような企業スポーツ選手である場合、次の条件を満たせぱ、「対外的な運動競技会」出場が業務行為と判断されます。

ゞサ参饅仂譴、出張・出勤として取り扱われる

必要な旅行費用等の負担が事業主により行われ、労働者が負担するものでない

選手たちは、普段は会社の看板を背負って企業チームの一員として活動します。しかし、「日本代表選手として出場する国際的競技大会」についても、対外的な運動競技会とみなされます。

今回の人気沸騰が一過性のものに終わらないよう、国・企業・国民がしっかりバックアップする体制が整備されることを願います。
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